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《唖然とする景色》見てもらいたい場所があるんだ。(T平)

ゴンゴンゴンゴン!


扉を叩く音が聞こえました。


鍵を開けると、大家のカルロスがいました。
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今日は彼のオススメの食堂に一緒に行く日。
昨日約束した通り、11時ぴったりに彼はやってきたのです。


エストルトゥラルは、昨日と同じく、
旅行者であり、異質な存在である僕らを、
なだらかに溶かしてくれるような気持ちよさがありました。

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DSCF1430.jpg



15分ほど、ゆっくりと、雰囲気を味わいながら歩くと、
他の建物と比べ、明らかに清潔に見える食堂に着きました。
DSCF1435_20140203122053177.jpg


長蛇の列ができている理由は、人気店だからであり、
人気店である理由は、驚くほど安い値段だから。


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左のプレートが1R(≒42円)。
右のお弁当も1R(≒42円)。

あまりに安いので、
ほとんどのお客さんが、2食分購入しテイクアウトするこの食堂は、
政府が運営する貧困層向けの食堂です。

ブラジルが抱えている経済格差の問題は深刻で、
国民の約1/3の人たちが
毎月3,000円ほどの収入で生活している貧困層なのです。


牛の足が煮込まれて、
ゼラチン状になったものがかけられた香りの強いご飯を頬張りながら、
昨日のカルロスの言葉、


「貧乏なところなんだ」


という言葉の意味を考えるのです。






バラックの家々が続いていました。
DSCF1450.jpg


日陰で休む茶色く汚れた野良犬がいました。
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日陰に行けない繋がれた馬がいました。
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ゆっくり歩く亀を見つけました。
DSCF1449_201402031222040f5.jpg


「この亀は誰かが飼っているの?」

僕が尋ねると、カルロスは首を振り、

「わからないよ。」

と答えるのです。







「見てもらいたい場所があるんだ」

いつになく真剣な様子で、僕らを誘ったカルロス。


彼が連れてきてくれた場所は広大なゴミ捨て場でした。
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臭気が鼻をツンとさせ、
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砂埃は一瞬にして、僕のサンダルを茶色に変えました。
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「ここはブラジリア中からゴミが集まってくるんだ」

カルロスはまるで冗談を言っているかのように
笑いながら僕らに説明します。


気を抜くと轢かれそうになるトラックは
ゴミを山のように乗せていました。

僕は道の隅により、
腐敗途中の何かを踏みながら、返事の代わりに作り笑顔をします。
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「どのくらいの広さなの?」

「いつからあるの?」


カルロスは答えます。

「わからないよ。」


それは、先ほど、道を歩く亀について聞いたときと同じセリフなはずなのに
まるで違う、とまどいのようなものがありました。


ゴミの山はずっと、
どこまでも続いているように見えましたが、
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遠くにあるビル街が、ゴミの山を隔てていました。
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日本の一万円札に描かれている福沢諭吉の著書、学問のすゝめ
“天は人の上に人を造らず”という冒頭から始まります。


それは一見、“人は平等である”ということを
述べているように思われがちですが、
その後に続く文章があります。

しかし、今、広くこの人間社会を見渡してみると、かしこい人もいれば、おろかな人もいるし、貧しい人もいれば、お金もちもいるし、生まれながらにして身分の高い人もいれば、人に使われる人もいる。このように同じはずの人の間に雲泥の差があるように思われるのはどうしてだろうか。(現代語訳)

という文章です。



ゴミの中に家がありました。
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ゴミを漁る人、

ゴミの中でビール飲む人、

ゴミと共に生活する人がいました。


ゴミの中で暮らす人は、

たった数キロ先の、

人工的な都市を眺めて生活していました。

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僕はタバコを1本吸いました。


吸い終わった後、
いつものように携帯灰皿に入れるか、
ポイ捨てするか迷ったのは、
吸い殻を持って帰っても、数日後にはここに捨てられるからです。


僕の吐き出す煙と一緒に、気持ちよさそうに空を飛ぶ鳥は、
ここに住む人たちと一緒にゴミを漁りに来た鳥です。

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上昇気流に乗って、空高く上がり、
時々降りてきてはゴミの中に食べ物を見つけ、ついばむのです。






帰り道に変わらず陽気に振舞おうとするカルロスは言います。
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「あそこが一杯になったら、また別の場所に移すんだ。
 ガスが出るから燃やせないし、
 その上に家を建てることもできないんだ」




道端に干してある洗濯物は、砂と臭気に揺られていました。
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バラックの屋根から男の子が凧揚げをしていました。
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それはまさに青い空へ浮かび上がろうとしていましたが、

その横には、
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電線に絡まり、骨組みだけになった凧も揺られていました。



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