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村おこしのモデルタウンを視察せよ【サリナス】(T平)

リオバンバ(Riobamba)からグアランダ(Guaranda)へ向かうバスは、
チンボラソ山を横目に走っていました。
チンボラソ山



昨日は曇っていてはっきりと見えなかったチンボラソ山は、
堂々とした佇まいで、程よく情緒的に薄い雲を漂わせていました。
チンボラソ山



僕はまるで地中から生まれた大きな岩のような姿に見とれ、
窓を開けては、写真をパシャパシャと撮ります。

しかし、後ろの席のおばちゃんが寒いと言い出した為、
チンボラソ山は僕の気分と共に、薄汚れた窓ガラスに沈みました。



グアランダへは2時間ほどで到着しました。
グアランダ Guaranda

ただし、僕らが目指していたのはグアランダではありません。



グアランダからは、本日の最終目的地である
サリナス(Salinas)行きのバスを探します。

ところが、バスターミナルから出るバスは1日1便、
14時のみのようだったので、
他の方法を探そうと、町の中心部へ向かいます。


近くにいたおっちゃんに道を尋ね、坂道を登る途中のことでした。
グアランダ Guaranda 道




グキッ!


バタッ!



痛い~~~!!!!


妙な音と共に、悲痛な叫び声が聞こえました。

後ろを振り返ると、地面にへたり込んでいる僕の嫁。

足をくじいて転び膝をすりむいたようです。


というわけでここで一泊。
グアランダ Guaranda 安宿
ちょっと高かったけど、すごい綺麗な宿です。


なんと、エレベーター付き。
グアランダ Guaranda エレベーター
こんなもの乗るのは何ヶ月ぶりだろう・・・。


思いがけず宿泊することになったグアランダは、
旅行者なんて誰一人いないけど、

妙にツーリスティックなオブジェがあり、
グアランダ Guaranda モニュメント



妙に坂が多い町でした。
グアランダ Guaranda


つまり、あんまり出歩きませんでした。
居心地の良い宿、値段の張る宿にいると、外出しなくなる病です。




翌日。


朝の8時に起きた僕らは、
乗り合いタクシーで1時間、やっと念願のサリナスへ。
サリナス Salinas


サリナス Salinas 町並み


サリナス Salinas 教会
距離は近いのに無駄に1泊かけてきたサリナス・・・。
けっこう遠かったな・・・。


そもそも僕がこの町に来たかったのは、
「村おこしのモデルタウン」として知られているからです。



30数年前のこと。

サリナスという村は誰も知らない村でした。

当時、土地が枯れていて、家畜は肥えず、
作物もなかなか育たない環境にあったサリナス。


人々はどれほど、農作業に精を出しても、
その日一日の糧をやっと稼ぐ程度の収入しか得られない村でした。


そんな村だから若者は外に稼ぎに出かけます。
恐らく、キトやグアヤキルのような都会に行くのでしょう。


気がつけば村にいるのはお年寄りと子供ばかり
過疎が進み、あわや絶望的な状況。


と、そこにやってきたのは、
サリナスの救世主となるイタリア人神父さん。


神父さんは彼らにチーズを初めとした乳製品や、
チョコレートやジャムといった食料品の工場を造り、
現地の人に職を与えました。

そして、作った食料品にサリネートブランドのパッケージを貼り
売り出したのです。


もちろん、それだけじゃなく技術面の指導もしたのでしょう。
いつの間にかサリネートブランドはエクアドル中で評価されました。

時間が経つにつれ、評判が評判を呼ぶサリネートブランド。

今現在、サリナスで作られたチーズやチョコレートは、
ヨーロッパを初め、世界中に輸出されるようになったのだとか。


つまりサリナスという村は、
貧困、過疎から脱却した村おこしの成功例。

世界中のひなびた村の模範となるような村なのです。


村を歩いてみると、それとなく置かれた牛乳を入れる缶や、
サリナス Salinas 缶



それを運ぶロバやリャマがいたりします。
サリナス Salinas リャマ



サリネートブランドを取り扱うお店には
ブランドのロゴが描かれていて、
サリナス Salinas サリネートブランド


チーズやチョコレートを安く買うことができます。
サリナス Salinas チーズ


サリナス Salinas チョコ



これが・・・

めちゃくちゃうまい!

チーズはそこいらの道端で売っているのとは違い、
嫌な臭みやくどさが一切ありません。

チョコもそこいらの道端で売っているのとは全く別物。
滑らかで、甘すぎない、カカオの香りが鼻にスッと抜けます。


こりゃ買ってしまいますね。
サリナス Salinas 買ったもの

左はチーズ、右はなぜか売っていた乾燥したキノコ。
U子が被っているのは、そのノリに乗じて買った帽子。




サリナスは小さな村です。


少し歩くとすぐに牛のモーモー、ブタのブヒブヒ、羊のメェェェ~が響き渡る、
緑だらけの道にでます。
サリナス Salinas 散歩



死んだように眠る羊がいて、僕らをギョッとさせましたが、
サリナス Salinas 羊



更に奥へと進むと、ありましたありました。


乳製品工場。
サリナス Salinas 乳製品工場


ここも神父さんが作った工場なのかどうなのかは知りませんが、
エクアドルに似つかわしくない衛生的な服装の人たちが働いていました。
サリナス Salinas 乳製品工場



ここではヨーグルトを購入。
サリナス Salinas ヨーグルト

味はもちろん、言うまでもありません。
うまい、ああ満足だ~。




さてさて、

サリナスを出た僕たちは、
何となくの思いつきで、とある集落に途中下車しました。
サリナス Salinas 郊外


サリナス Salinas 郊外


サリナス Salinas ひよこ



村おこしというのは、一つの村だけを豊かにするものではありません。


お金や物が流通すれば、それに携わる職や生産も誘発され、
経済効果は波及します。


きっとこの集落も、サリナスの産業が発展することで、
直接的、または間接的な利益を享受できたのでしょう。


生簀には魚がいて、
サリナス Salinas トゥルーチャ



お父さんはお昼ご飯を釣っています。
サリナス Salinas 釣り



子豚がバケツの中のご飯を漁り、
サリナス Salinas 子豚



ガチョウはグエグエいいながら、僕の足を突っつきます。
サリナス Salinas アヒル



のどかながらも、貧困な人たちにありがちな悲観的な様子はなく、
着ている洋服や建物の設備、そして表情なんかにちょっとした豊かさを感じます。
サリナス Salinas 子供



人が人に無償で何かをしてあげることは、できそうでできない。
つい見返りを求めてしまいます。

だから僕らは無責任で、思いつきで、その場限りの支援をし、
してやったという気持ちよさを感じてしまうのです。

サリナスに来たイタリア人の神父さんのように、
想像力が豊かでないから、十分に真摯に尽くせないから、

発展途上国に学校を建てても、結局、廃墟になってしまったり、
どこに行くんだか分からない怪しい街頭募金に心を打たれたり、
身体障害者探しをする24時間テレビに釘付けになってしまうのでしょう。


支援する人がいい気持ちになることが目的なのか。
支援される人をいい気持ちにさせたいのか。
利己的でいたいのか、いたくないのか。


家畜と遊ぶU子を横目に、
僕はガラにもなく、真面目なことを考えるのです。



さあ、グアランダに帰ろう。
サリナス Salinas 親子

ひとしきり集落を歩き回った後、
僕らは、グアランダに戻るために大通りへと向かいます。

その時、



ガルルルルル~!

後方より、犬が威嚇する声が聞こえました。
よそ者の僕らに興奮したのでしょうか。




ガウガウガウ~!!

すぐに、うなり声は吠える声に変わりました。
犬は僕らを威嚇するように野太く喉を震わせます。


「振り向いちゃダメだよ」

「焦って走っちゃダメだよ」


U子は僕に小声で注意しながら
平静を装い、歩みのスピードを一定に保ちます。


ガウガウガウガウガウ~!!!

吠える声が近づいてきた!


ヤバイ!

噛まれる!!


迫ってくる犬が狂犬病に感染しているかどうかはわかりませんが、
もし噛まれ、発病でもしたら致死率は100パーセント。
まだ、死にたくない。


ああ、集落に立ち寄るんじゃなかった。

家畜と遊んでないでさっさと帰ればよかった。

そもそもサリナスに来るんじゃなかった。

いや、サリナスに神父が来なければ、
僕らも来ることなんてなかったのに。


エゴイスティックで私心まる出しの後悔をしながら、
汗をにじませU子の少し前を早足で歩く僕。


あ、あれは?
サリナス Salinas 道路
偶然も目の前に、20分に一台通るであろう
乗り合いタクシーが通ったのです。


手を掲げとめる僕。


ガウーーーー!!!

声はもう真後ろから聞こえます。

凶暴な犬がすぐ近くにいる!

「の、の、の、乗れー!!!」





今回はダメかと思いましたが、
何とか難を逃れることができました。
サリナス Salinas 乗り合いタクシー




ん?


おいおい、お前は大丈夫だろうな?
サリナス Salinas 乗り合いタクシー



◆グアランダの宿◆
HOTEL COLONIAL

ツイン$24、WiFi有り、スーパーが隣り。
9 De Abril通り沿い。
Plaza RojaとParque Bolibarの間らへんです。

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